2005年03月01日

珍々亭

前から一度行こうと思っていた武蔵境の「珍々亭」へ行ってみた。なんでもこの店は、武蔵野地区を中心に広まった「油そば」の元祖らしい。 ということで数年ぶりに武蔵境駅に降り立つと、中央線の複々線化工事の影響でたいぶ駅の構造が変わっていた。

以前は中央線とホームを共用していた西武多摩川線も独立した駅舎に移り、こちらも高架線工事が始まっている。改札口を見ると自動改札ではなかったが、そういえば多摩川線はパスネット非対応だったっけ。

JR・武蔵境駅 西武・武蔵境駅
   
高架線工事中

駅から徒歩10分ほどで珍々亭に到着。12時13分の時点で店外に待ち客5人。ちなみに店の真ん前には「都営境五丁目アパート」というバス停があった。これは武蔵野市を走るコミュニティバス「ムーバス」のもので、武蔵境駅から「境西循環」に乗って約4分、運賃100円である。なお、店の前からは亜細亜大学の校舎が望めた。


奥の白い建物が亜細亜大学

5分ほどで店内へ入りカウンターへ着席。すぐにコップに入った水が出て来て注文を訊かれた。そこで「油そば、生玉子、ネギ、スープ」と注文。すると「油そばは並ですか?」と問い返された。

他の客の注文を訊いてると、たしかにみんな大きさを言ってるね。中には単に「大」としか言わない人もいた。メニューにはラーメン、ワンタンメン、チャーハンなどもあるのだが、ほとんどの客が油そばを注文するので、「大」だけでも通用するのだろう。なお、大の上には「特大」もある。

ちなみに私の頼んだ生玉子、ネギ、スープはメニューのどこにも書いてない。これは事前リサーチで存在を知っていたから注文出来たが、何の予備知識も無く来たならば判らなかっただろう。また、同じく何の表示も無いが、持ち帰りにも対応しているようだった。

店内は入口から見て左側にカウンターが10席、右側に4人掛けテーブル席が4卓。店員は接客担当のおばちゃん2名。そして厨房は店の奥にあるのではっきりとは判らなかったが、少なくとも調理担当は3名いた。BGMはテレビから「笑っていいとも」。座ってから10分近くたってから出来上がった。


油そば 並(600円)+生玉子(50円?)+ネギ(100円)+スープ(50円?)

前述のごとく生玉子、ネギ、スープはメニューに記載が無いので、値段は支払い金額からの推測である(ネギ100円はネット上に情報があった)。なお、ネット上には「半ネギ」というメニューの情報もあったが、訊いてみたらやっていないとのことだった。

まずは混ぜずに麺を一口。タレを絡めなくてもそこそこ味が付いてるね。麺は一般的なラーメン屋と較べると太め。量も思っていたよりは多い。具はチャーシュー1枚、メンマ、ナルト、大量の刻みネギ、オプションの生玉子。スープは中華料理屋でチャーハンに付いてくるような感じのもので刻みネギ入り。

チャーシューは「昔ながらのチャーシュー」といった趣きで、かなり歯ごたえのある食感。「チャーシュー油そば」というメニューもあるが、これは1枚で充分だな。なお、ネギはデフォでは全く入らないみたいなので、ならべくなら注文したほうがいいだろう。また生玉子も油そばには個人的に必須である。

あとは麺の下からタレを絡めて食べる。油そばという名前のわりには意外とあっさり。二郎系の油そばに例えるならば、ぽっぽっ屋ではなくて馬場二郎に近い。というか元祖はこっちなんだが。

途中で適宜調味料を投入。テーブル上には醤油、ラー油、酢、ホワイトペッパーが用意されている。中には最初から醤油やラー油をドバッと掛けている客もいた。油そばは自分で味を調整するのも醍醐味のひとつだからね。

会計は出入口で後清算。800円也。次に来る機会があれば「大」か「特大」を食べてみたい。



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前回の購入編(06.05.19参照)の続き、「珍々亭 油そば 実食編」です! これがお店からいただける1食分(600円)です。麺は1玉約150g。 まずはタレを溶かすのですが、ラップの様な物に入ってるため最初はぬるま湯に(熱湯に入れると破ける危険性ありだそうです...
珍々亭 油そば (実食編) 持ち帰り 武蔵境【並ばずに食べる有名ラーメン店!】at 2006年05月20日 11:10