所用で岡山へ。
となれば是非とも行っておきたかった店が。
岡山駅を東口に出て新幹線の高架線に沿って北上。そして岩田町という交差点で右折すると、右側に黄色い看板が見えてきた。駅を出たところからだと6分ほどで到着。
今年7月22日にオープンしたというこの店。おそらく山陽地方では唯一の二郎インスパイアラーメンだろう。
ちなみに店頭に置かれた自販機には黒烏龍茶が。このへんもしっかり二郎界のトレンド(?)を抑えている。
では店内へ。券売機は入口正面に。
メニューは基本的に「ラーメン」と「混(まぜ)ラーメン」の2種類。当初はつけ麺もやってたらしいが現在は無いもよう。つけ麺は夏季限定メニューだったのだろうか。
ところで写真入りのメニューには「ダントツラーメン」という全部入りみたいなのが載っていたが、券売機にそのメニューは見当たらない。これは「大サイズを完食できる方のみ」と書かれていたので、安易に注文させないように現金払いなのかも?
さて、今回は「ラーメン」、「味玉」、「生卵」の食券を購入しカウンターへ着席。するとすぐに「ニンニク入れますか?」と声が掛かったので「入れて下さい」と応える。さらに貼り紙を見ると野菜増しも出来るようなので、野菜もお願いする。
店員は男性2名、女性1名の3名体制。BGMはROCK。客席は段差のある2本の直線カウンターに6+7の計13席。厨房は奥に。
卓上には、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、唐辛子、割り箸、爪楊枝、レンゲなど。水はポットからセルフで。
まずは先に生卵が殻のまま登場。殻入れ用も含めて器が2個付いてくるのは親切である。
程なくラーメンも登場。丼は思ってたよりも大きめ。
ラーメン(600円)+味玉(100円)+生卵(50円) ニンニク野菜
さっそく麺から。平べったい形状の太麺はなかなか二郎っぽい。おそらくこの地方でこんな麺を出す店は他には無いだろう。看板には堂々と「自家製太麺」と謳われていた。
麺の量は230〜250g程度だろうか。食感はやや硬めで、二郎よりはモチモチ感は低いかな。
スープは醤油が効いて細かい背脂が浮かんだもの。これも結構二郎に近い。ただし醤油の風味がちょっと違う。
具はブタ、野菜、そしてオプションの味玉。野菜はもやし9:1キャベツぐらい比率で、ちょうど良い茹で加減。
ブタは2枚入り。薄切りでボリューム的にはちょっと乏しい。いつも思うことだが、インスパイア系で二郎に匹敵するブタを出す店ってなかなか無いね。
ところでニンニクが見当たらないな? そこで店員に訊いてみると、スープの底に入ってるとのこと。ここはラーメン新橋店スタイルなのか。
しかしすぐに別皿でニンニクを出してくれた。見るとほとんど摩り下ろしに近いので、スープに溶け込んでしまったのかもしれない。出来れば最初から見えるように盛ってもらいたいところである。
味玉はトロ〜リと半熟。
生卵はスキヤキ風にしていただく。
ちょうど昼食どきということもあり、行列こそ出来ないものの客は入れ替り立ち代わりやって来ていた。とりあえずこの地でもそこそこ受け入れられているようだ。そういえば隣の客もラーメンを撮影していたな。
岡山は年に2回ぐらい訪れる場所なので、是非ともこのまま定着してもらいたいものだ。