昨夏にオープンした豚星へ。結構評判がいいみたいなのでずっと気になっていたが、ようやく訪問する機会を得た。
ということで渋谷から東横線に。この日は図らずも東横線渋谷地上駅の最終日ということで、ホーム上などは写真を撮る人々でお祭り状態。
そんな中を東横線に乗って白楽へ。この駅で降りたのは、従兄弟の受験の下見の付き添いで神大へ行った時以来だからン十年ぶりか。
六角橋の商店街を豚星に向かって歩いていると、その途中に米子の「笑福」の支店が。西日本中心に店舗展開してるのは知っていたが、いつの間にか関東にも進出していたんだな。
とは言っても店頭には現在休業中との貼り紙が。
そしてその近くには「豚親分」という店も。豚星とは店名も似てるしオープンしたのもほぼ同時期だったので、当初私はこの両店を混同してたよ。
ちなみに豚親分は、味わい深い佇まいのアーゲード街の一角に。そういえばここは以前「孤独のグルメ」のテレビドラマでも取り上げられてよな。
さて、駅からは7分ほどで豚星に到着。いつもは結構行列してるらしいが、大学生が休みの時期ということもあってか満席ながら並びは無し。
人様のブログなどで何度も見てたとおり、看板は無く店名を表すものは店頭に貼られた貼り紙のみという目立たぬ外観。これは逆に自信の表れか?
では店内へ。券売機は入って右側に。
メニューは基本的に「ラーメン」、「辛麺」、「汁なし」、「つけそば」と計4種類。そして辛麺の汁なしやつけそばも出来るらしい。おまけに期間限定で「純汁無し脂そば」なんてのもあり、選択肢が多くて悩ましいところ。
初訪ならばオーソドックスに「ラーメン」を頼むのがセオリーというもんだが、ここは敢えて一番気になっていた「つけそば」にしてみよう。ということで、「小ラーメン」と「つけそば」、さらに「お土産チャーシュー500g」の3枚の食券を購入。
ここで店員から先に麺量を訊かれたので、「小のつけ麺」と応える。すると「つけはひやもりとあつもりが出来ますが、どちらにしますか?」というふうに訊かれたので「ひやもり」でお願いする。するとさらに「ひやもりだと麺のほうのアブラが冷えて固まるけどよろしいですか?」みたいなことを言われたので了承する。
店員は以前小金井二郎で見たことのある黒縁メガネの店主と男性助手の2名体制。BGMはJ-ROCKっぽいもの。待つほども無く席が空いたのでカウンターへ。客席は厨房に面した直線のカウンターに9席。卓上にはブラックペッパー、唐辛子、箸。そして一段高い場所にレンゲ。水は給水器からセルフで。
ところでたぶん初めて来たと思われる老人が大ラーメンを頼んでいたが、出て来た丼を見てその量の多さに驚いていた。店員は忠告しなかったのかね?
しばらくすると助手から「小つけひやもりの方、ニンニク入れますか?」と声が掛かった。そこで「入れて下さい」と応える。
つけダレと麺の丼が同時に登場。
小ラーメン(650円)+つけそば(150円) ひやもり ニンニク
麺の丼には鰹節、フライドオニオン、くずれた卵黄、ブラックペッパー、ニンニク、そして醤油ダレが入っていて、これだけでも「冷やし汁なし」として食べられるようになっている。コンセプトとしてはジャンクガレッジの「まぜつけ」みたいなもんか。
ということで、まずはつけダレは使わずに麺の丼のほうだけ単体で味わってみることに。麺は水で締めてるせいか、シコシコとした食感。
一方つけダレのほうは麺のおかずとしてこちらも単体で食べ進む。柑橘系の酸味とゴマ油のような風味が効いていて小金井を彷彿とさせる味わい。そしてこれも小金井譲りのシャキシャキとした茹で加減の野菜が、ノーコールでも大量に。この量だと「野菜少なめ」で頼んでいた客がいたのも肯ける。欲を言えば卓上に醤油ダレが欲しかったな。
ブタはバラ肉のロールタイプが3切れ入り。フワトロで絶妙な食感。これはお土産チャーシューも楽しみである。
半分近く食べ進んだところで、ようやく麺をつけダレに投入。
結局7割方はつけダレにはつけずに汁なしとして味わった。最後に魚介の割りスープを頼みたかったが、結構腹一杯になってしまったので断念したのが心残り。メニューも豊富なので、また機会を見つけて再訪したいところ。
さて、食べてる途中で渡されたお土産チャーシューはこちら。
お土産チャーシュー500g(750円)
自宅に帰って重さを量ってみたら、額面通りほぼ500gであった。一切れおまけのように付いてたのは重量調整のためか?
店で食べたのと同じく、しっかりと巻かれたバラ肉チャーシュー。
炙って食べると、ジューシィさが増しておつまみに最適であった。