ホントは某駅前店に行こうと思っていたのだが、臨休を食らって計画が狂ってしまった。さてどうしよう。そこで2年前のオープン以来ずっと気になっていた吉祥寺の成蹊前ラーメンに行ってみることに。
駅から店に向かって五日市街道を歩いていると、以前来たことのある「ラーメン四郎」の跡地を通過。その場所は現在居酒屋になっているもよう。というか、隣の「一二三」もいつの間にか閉店してたんだな。
さて、吉祥寺駅から歩くこと15分ほどで到着。
ここはかつてのラーメン生郎(ラーメン二郎吉祥寺店)の跡地。この場所に来たのは、結果的に最後の生郎訪問となった2006年以来11年ぶりとなる。
店頭にはカネシしょうゆの青ラベルのポリタンクが。
そして営業時間、麺量、自転車の停め方、並び方などの貼り紙。
では店内へ。券売機は入って右側に。
初訪ならば基本の「ラーメン」にしたいところだったが、暑さに負けて「生郎つけラーメン」をチョイス。店のTwitterよると、これは夏季限定メニューらしい。そして「極太麺変更」の食券も併せて購入する。空席があったのですぐに着席。店員は男性2名体制。BGMはビーチボーイズの「ココモ」とか斉藤由貴の「卒業」とかの脈絡のない選曲。
客席は厨房に面した直線のカウンターに9席。生郎時代はL字型カウンターで12席ぐらいあったと思うので、当時よりも狭くなった。そして内装も大幅に変わっていて、生郎を偲ぶものといえば天井に貼られた生郎時代のメニュー書きぐらいか。卓上にはホワイトペッパー、割り箸、水差し。なお、入口近くには給水タンクとコップ、レンゲが置かれている。
極太麺ということで座ってから15分くらい経ったところで、店主らしき短髪の男性から声が掛かった。そこで「ニンニクトウガラシ」とコールする。なお、この日は生姜の無料トッピングも有ったが、「生郎にはオススメしません」と書いてあったのでやめておく。ところでここで「全地獄」とか通用するのであろうか?
まずは麺の皿が。こちらにはブタ、野菜、ニンニク、唐辛子入り。ちなみに通常メニューだとニンニクは生刻みのようだが、生郎メニューはテーオー食品製の業務用おろしニンニクが載せられていた。
続いてつけダレが登場。
生郎つけラーメン(750円)+極太麺変更(10円) ニンニクトウガラシ
まずは麺を。これが二郎吉祥寺店時代を彷彿とさせる、なかなかの極太麺。もっともそれを食べたのはもう20年近く前なので実はほとんど覚えてないけれど。
つけダレの中にはブタのカケラ2切れと、何故か昆布入り。生郎はメンマとネギが入っていたのでこのへんはちょっと違う。つけタレは出汁感よりも醤油や酸味の効いた味わい。このへんは結構生郎っぽいかな?
ブタは生郎メニュー専用らしき一口大のバラ肉で、これまた再現性が高い。ところでかつての生郎ではブタ増しで注文しないと1切れしか入ってなかったが、こちらは4切れ入り。このあたりはいい意味で生郎を再現していない。
この店は他にも限定で旧新代田店のラーメンや町田店の「MO」を再現したものをやることがあるようなので、機会があればそれらも食べてみたいところである。昔からの二郎ファンのノスタルジアをくすぐるなかなか面白い店であった。