以前は中央線とホームを共用していた西武多摩川線も独立した駅舎に移り、こちらも高架線工事が始まっている。改札口を見ると自動改札ではなかったが、そういえば多摩川線はパスネット非対応だったっけ。
JR・武蔵境駅 | 西武・武蔵境駅 |
高架線工事中 |
駅から徒歩10分ほどで珍々亭に到着。12時13分の時点で店外に待ち客5人。ちなみに店の真ん前には「都営境五丁目アパート」というバス停があった。これは武蔵野市を走るコミュニティバス「ムーバス」のもので、武蔵境駅から「境西循環」に乗って約4分、運賃100円である。なお、店の前からは亜細亜大学の校舎が望めた。
奥の白い建物が亜細亜大学
5分ほどで店内へ入りカウンターへ着席。すぐにコップに入った水が出て来て注文を訊かれた。そこで「油そば、生玉子、ネギ、スープ」と注文。すると「油そばは並ですか?」と問い返された。
他の客の注文を訊いてると、たしかにみんな大きさを言ってるね。中には単に「大」としか言わない人もいた。メニューにはラーメン、ワンタンメン、チャーハンなどもあるのだが、ほとんどの客が油そばを注文するので、「大」だけでも通用するのだろう。なお、大の上には「特大」もある。
ちなみに私の頼んだ生玉子、ネギ、スープはメニューのどこにも書いてない。これは事前リサーチで存在を知っていたから注文出来たが、何の予備知識も無く来たならば判らなかっただろう。また、同じく何の表示も無いが、持ち帰りにも対応しているようだった。
店内は入口から見て左側にカウンターが10席、右側に4人掛けテーブル席が4卓。店員は接客担当のおばちゃん2名。そして厨房は店の奥にあるのではっきりとは判らなかったが、少なくとも調理担当は3名いた。BGMはテレビから「笑っていいとも」。座ってから10分近くたってから出来上がった。
油そば 並(600円)+生玉子(50円?)+ネギ(100円)+スープ(50円?)
前述のごとく生玉子、ネギ、スープはメニューに記載が無いので、値段は支払い金額からの推測である(ネギ100円はネット上に情報があった)。なお、ネット上には「半ネギ」というメニューの情報もあったが、訊いてみたらやっていないとのことだった。
まずは混ぜずに麺を一口。タレを絡めなくてもそこそこ味が付いてるね。麺は一般的なラーメン屋と較べると太め。量も思っていたよりは多い。具はチャーシュー1枚、メンマ、ナルト、大量の刻みネギ、オプションの生玉子。スープは中華料理屋でチャーハンに付いてくるような感じのもので刻みネギ入り。
チャーシューは「昔ながらのチャーシュー」といった趣きで、かなり歯ごたえのある食感。「チャーシュー油そば」というメニューもあるが、これは1枚で充分だな。なお、ネギはデフォでは全く入らないみたいなので、ならべくなら注文したほうがいいだろう。また生玉子も油そばには個人的に必須である。
あとは麺の下からタレを絡めて食べる。油そばという名前のわりには意外とあっさり。二郎系の油そばに例えるならば、ぽっぽっ屋ではなくて馬場二郎に近い。というか元祖はこっちなんだが。
途中で適宜調味料を投入。テーブル上には醤油、ラー油、酢、ホワイトペッパーが用意されている。中には最初から醤油やラー油をドバッと掛けている客もいた。油そばは自分で味を調整するのも醍醐味のひとつだからね。
会計は出入口で後清算。800円也。次に来る機会があれば「大」か「特大」を食べてみたい。
何故か二重になった自動ドアを抜け店内へ。12時30分過ぎで店内待ち3人。とりあえず券売機で基本メニューの「スガキヤラーメン」(290円)の食券を購入。
食券を買っている間に席があいたのでカウンターへ座る。店内は吉野家みたいなU字型カウンター20席と、4人掛テーブル席が2卓ほど(このへんあやふや)。席につくとすぐに店員がコップに入った水を出してくれた。店員は男性1名+女性3名の計4名。男性は調理専任で女性は接客兼調理補助という役割分担のもよう。
テーブルの上には割り箸、紙ナプキン、水差し、醤油、ホワイトペッパー、唐辛子、ラー油。ところでホワイトペッパーの缶に「税込価格¥210」と書かれた値札が貼ったままなのは如何なものか…。
なお、トッピングは席に着いてからでも現金で頼めるようである。ちなみに隣に座った人が麺類と丼類を一緒に注文したら、40円キャッシュバックされていた。
BGMはJ-POP。客層は老若男女いろいろで特定の層には偏っていないようだ。二郎とは大違いだな(^^;)。思ってたよりも意外と時間がかかってからラーメンが登場した。丼はお皿に載せられレンゲが添えられている。スガキヤというと、あの独特な先割れスプーンのような食器が真っ先に思い浮かぶのに、それが無いのは残念だ。
スガキヤラーメン(290円)
麺は細くわずかに縮れがある。量は推定100gちょっとぐらいか? 連食だからいいけど、これ1杯では食事にはならないな。まぁ値段が290円だし、セットかサイドメニューを頼むのが普通だろう。
具はチャーシュー1枚、メンマ、刻みネギといたってシンプル。チャーシューは薄くて小さく脂身が多くて味もあまりついていなかった。まぁこれも値段を考えればやむを得まい。ただし250円のチャーシュートッピングをしてこのチャーシューだったら泣けるかも(^^;)。
そしてスガキヤの最大の特徴はスープであろう。白濁しているので一見トンコツスープのようだが、鰹節っぽい魚介系の味もする。個人的にこのスープは沖縄そばに似ていると思うのだがどうであろうか?
今回は普通にゆっくり食べたが、二郎を食うペースで食べたらきっと10秒で食べ終わっただろう(^^;)。馬場二郎の油そばと2杯合わせても、三田の「多い時の小」よりも腹具合は軽かった。